スマホ片手にフォトコンへ!iPhoneだけで「100年後も伝えたい北広島の景色」を撮ってみた

掲載日:2026-09-12

スマホ片手にフォトコンへ!iPhoneだけで「100年後も伝えたい北広島の景色」を撮ってみた

現在、北広島市では「きたひろフォトコンテスト」が開催されています。

テーマは、「100年後も伝えたい北広島の景色」

これはぜひ挑戦したい!!

撮影のお仕事ではカメラを持ち出すことが多いのですが、今回はあえて——

スマホ1台だけで、フォトコンに挑戦してみます!

最近のスマートフォンは、本当にカメラ性能が高い。

ポケットから取り出してシャッターを押すだけでも、かなり綺麗な写真が撮れます。

ただし。

「綺麗に写る」と「作品として撮る」は、ちょっと違う。

構図、光、被写体との距離、撮影する高さ。

普段カメラで撮影するときに意識していることを、スマートフォンでも使えばどこまで撮れるのか。

スマホ片手に北広島を歩きながら、実際にフォトコンへ応募する写真を探してみることにしました!


今回挑戦するのは「きたひろフォトコンテスト」

今回参加するのは、北広島商工会さんが開催している「きたひろフォトコンテスト」です。

イベント名北広島市開基30周年記念 きたひろフォトコンテスト
応募資格住所年齢問わず、どなたも応募可能!
応募締切2026年10月30日(金)まで
※当日必着
応募方法①応募写真をA4サイズでプリント
②〈コチラ〉からダウンロードした応募フォームに必要事項を記入
③プリントした応募写真の裏面に記入した応募フォームを貼付
④郵送・持参で提出
※A4サイズ以外やデータでの提出不可
応募条件・令和8年1月1日以降に撮影した北広島市内の写真
・応募は1人2作品まで
・合成、加工した作品やすでにPRなどに使用されている作品、ふさわしくない作品は受付しない場合あり
・作品に人物が入る場合は肖像権の一切の責任は負いませんので、被写体本人のご了承を得たうえでご応募ください
・撮影の際、危険区域や立入禁止区画、民有地に許可なく侵入することのないようお願いいたします
・応募作品の著作権は撮影者に帰属しますが、使用権は主催者に帰属し、許諾なく無償で使用できるものとします
(北広島商工会の広報活動として使用する場合があります)
表彰グランプリ 1点 2万円相当の商品
準グランプリ 1点 1万円相当の商品
市長賞 1点 1万円相当の商品
商工会長賞 1点 5000円相当の商品
優良賞 5点 1000円相当の商品

※入賞発表後に表彰式を開催、応募写真は展示を予定
主催・協力主催 北広島商工会
応募先北広島商工会 フォトコン係 宛
〒061-1121 北広島市中央5丁目7-2
備考・応募受付の確認メール等はなし
・応募作品の返却なし

100年後。

なかなか壮大なテーマです。

北広島には新しく生まれた景色もあれば、昔から変わらず残っている場所もあります。

有名な観光スポットだけでなく、普段何気なく通っている道路や公園も、見方を変えれば立派な「北広島の景色」。

今回はそんな身近な風景にも目を向けながら、撮影してみます。


スマホでも、撮影で意識することは基本的に同じ

今回使うのはスマートフォンですが、写真を撮るときに意識すること自体は普段のカメラ撮影と大きく変わりません。

「スマホだから特別な撮り方をする」というよりも、普段意識していることをスマホでもちゃんとやってみるという感じです。

今回はその中でも、スマホですぐ実践しやすい6つのポイントを意識してみます。

PHOTO POINT 01

何を主役にするか決める

景色を見て「綺麗!」と思うと、ついつい全部写真に入れたくなります。

空も入れたい。花も入れたい。建物も入れたい。

でも、全部を見せようとすると、逆に何を見てほしい写真なのか分からなくなることも。

今回はまず「この写真では何を見せるのか」を決めてから構図を考えてみます。

PHOTO POINT 02

自分が動く

スマホの画面上でズームしたり構図を変えたりする前に、まずは自分が動いてみます。

右へ少し移動。

今度は左へ。

少し近づく。

ちょっと離れる。

数歩動くだけで、意外と景色は変わります。

PHOTO POINT 03

「線」を使って奥行きをつくる

道路や階段、柵、橋の手すりなど、街の中には写真の構図に使いやすい「線」がたくさんあります。

線が写真の手前から奥へ続くように構図を作ると、見る人の視線も自然と奥へ向かいやすくなります。

いわゆるリーディングラインです。

PHOTO POINT 04

三分割構図を使ってみる

構図に迷ったときに使いやすいのが「三分割構図」です。

画面を縦横それぞれ3分割して、線や線が交わるポイントに被写体を配置する方法です。

例えば、空を見せたいなら地平線を下側のラインに。人物や木などを主役にするなら、左右どちらかの交点付近に置いてみます。

必ず三分割にすれば良いわけではありませんが、「なんとなく真ん中に置く」以外の選択肢を持っておくと、構図を作りやすくなります。

PHOTO POINT 04

カメラの高さを変える

スマホ撮影で特に簡単なのが、撮影する高さを変えること。

普段の目線から撮るだけではなく、腰くらいまで下げたり、しゃがんだり、場合によっては地面近くまでスマホを下げてみます。

スマホは小さくて軽いので、こういう撮り方はむしろ得意です。

PHOTO POINT 05

光を見る

写真の印象を大きく変えるのが光。

今回は夕方以降に撮影したので、太陽が少しずつ低くなり、木々や建物へ横から光が入ってきます。

同じ構図でも時間によってかなり雰囲気が変わるので、「どこから光が来ているのか」も見ながら撮影してみます。


撮影に出る前に!iPhoneのカメラ設定をチェック

撮影のポイントを押さえたところで、いよいよ撮影へ!……の前に。

せっかくなので、iPhoneのカメラ設定も少しだけ確認しておきます。

難しい設定をする必要はありません。今回は「グリッド」「水平」「アスペクト比」を中心に、フォトコン撮影で使いやすい設定を紹介します。

SETTING 01

「グリッド」をONにする

まずONにしておきたいのが「グリッド」です。

カメラ画面に縦2本・横2本の線が表示され、画面が9分割されます。

この線があると、水平・垂直を意識しやすくなるだけでなく、被写体を中央から少しずらす「三分割構図」を作るときにも便利です。

設定方法
「設定」→「カメラ」→「グリッド」をON

SETTING 02

「水平」もONにしておく

グリッドと一緒に「水平」もONにしておくのがおすすめです。

風景写真では、水平がほんの少し傾いているだけでも意外と気になるもの。

撮影時に水平の目安が表示されるので、特に空や地平線が大きく入る写真では重宝します。

設定方法
「設定」→「カメラ」→「水平」をON

SETTING 03

アスペクト比は「4:3」を基本に

写真の縦横比(アスペクト比)は、今回は「4:3」を基本に撮影します。

iPhoneでは「16:9」や「1:1」でも撮影できますが、4:3はカメラセンサーの画角を広く使える基本の比率です。

フォトコンでは撮影後にトリミングすることも考えられるので、まずは4:3で広めに残しておき、作品に仕上げる段階で構図を整える方法がおすすめです。

撮影画面で変更
カメラを開く → カメラコントロールからアスペクト比を選択 →「4:3」

SETTING 04

デジタルズームはなるべく使わない

撮りたいものが小さいと、つい画面をピンチしてズームしたくなります。

ただし、レンズの切り替えではなくデジタル処理で拡大する領域では、画質が落ちる場合があります。

フォトコン用なら、できるだけ0.5×・1×などiPhoneに用意されているレンズ倍率を基本にして、自分が被写体へ近づくことを意識してみます。

SETTING 05

撮影前にレンズを拭く!

設定ではありませんが、意外と大事なのがこれ。

撮る前にカメラのレンズをサッと拭いておきます。

スマホは普段から手で触るので、レンズに指紋や皮脂が付きやすいもの。特に逆光では光がにじんで見える原因にもなります。

数秒でできるので、撮影を始める前の習慣にしておくと安心です。

今回の撮影設定はこれ!

グリッド:ON | 水平:ON
アスペクト比:4:3 | 基本は1×で撮影
そして撮影前にレンズを拭く!

準備完了。それでは、スマホ片手に撮影開始!


撮影スポット① 西の里公園

まず歩いていて目に入ったのが、木々に囲まれた東屋。

木漏れ日も入り、なかなか良い雰囲気です。

まずはそのまま撮影

まずは目に入った景色をそのまま撮ってみました。

空も綺麗で、緑もあり、景色としてはいい感じ。

ただ、写真として見ると「東屋・空・緑・手前の地面」と、少し要素が多めです。

そこで「東屋のある風景」に主役を絞って、周囲を移動しながら別の角度を探してみます。

ここで意識したポイント
周囲の木をフレームとして使う/奥行きが出る位置を探す/手前の地面をあきらめる

位置を変えてみると、かなり印象が変わりました。

手前の木々が自然なフレームになり、その奥に東屋が見える構図に。

同じ場所でも、何を主役にするか決めると構図も整理しやすくなります。

POINT|全部を写そうとせず、「何を見せたいか」を決めて構図を整理する。


撮影スポット② 竹葉公園

続いて見つけたのがこちら。

竹葉公園のあの階段です。

この場所で使えそうなのが、階段と左右の手すり。

手前から奥へ向かって線が伸びているので、それを活かすと視線を自然と写真の奥へ誘導できそうです。

ここで意識したポイント
階段と手すりをリーディングラインにする/撮影位置を低くする/階段の先に空を入れる

スマホの位置を少し下げて、階段そのものを強調。

階段の先に空が見えることで、最初よりも「この先に何があるんだろう」という奥行きが出てきました。

さらにススキも入るので、季節感も残せます。

POINT|階段や道路など「続いていくもの」は奥行きをつくりやすい。


そして竹葉公園に隣接しているこちらの橋。

結果的に一番撮影枚数が多くなったのがこちらの橋です。

BEFORE|まずは橋の上から撮影

まずは橋の上から一枚。

白い手すりが奥へ続き、赤い街灯もアクセントになっています。

これはこれで結構好きです。

ただ、「橋そのものを主役にする」なら、もう少し別の角度も試してみたい。

ということで橋の横へ移動します。

TRY 01|橋の横から見てみる

横から見ると、橋のアーチがかなり分かりやすくなりました。

橋脚も見えるので、橋そのものの立体感も出てきます。

さらに撮影位置を下げて、少し右へ移動してみます。

TRY 02|もっと低く。さらに少し右へ。

かなり橋らしくなりました。

白い手すりが右下から左奥へ伸び、橋の曲線もよりはっきり見えるようになりました。

最初に橋の上から撮った写真とは、同じ場所とは思えないくらい印象が変わります。

ここで意識したポイント
橋の曲線を見せる/手すりをリーディングラインにする/低い位置から見上げる

せっかくなので、スマホの超広角でも撮ってみます。

EXTRA|0.5倍の超広角でも撮ってみる

空がドーン。

超広角にすると、空と雲が一気に大きく入ります。

橋と雲の流れが組み合わさって、標準カメラとはかなり違ったダイナミックな写真になりました。

その一方で、画角を広げた分だけ橋そのものは小さくなります。

「たくさん写る=良い」ではなく、何を見せたいのかによって使い分けるのがよさそうです。

POINT|高さ・立ち位置・レンズを変えるだけで、同じ場所でも別の写真になる。


撮影スポット③ 大曲光地区 モニュメント

小さいころから身近にあったこのモニュメントにやってきました。

あえて夜の撮影にします。

まずはそのまま撮影

最初は、目の前にある構造物をそのまま正面から撮影。

もちろん奥にはロータリーにあるモニュメント(通称:【時の塔】と呼ばれていましたが諸説はわかりません)を映します。

これだけでも左右対称で印象的ですが、少し工夫して「この形だからこそできる構図」を探してみます。

ここで意識したポイント
建物の「枠」をフレームとして使う/奥へ続く道を中央に配置する

構造物の四角い開口部を「額縁」のように利用。

さらに、その奥に続く道を中央に合わせることで、自然と視線が写真の奥へ向かう構図にしました。

POINT|「枠」を見つけると、写真に奥行きが生まれる。


スマホ1台でも、写真を考えるのはおもしろい

ということで今回は、普段カメラで撮影するときに意識していることを活かしながら、スマートフォン1台でフォトコン用の写真を撮ってみました。

今回撮影してみて改めて感じたのは、写真は「撮って終わり」ではなく、考えながら試していく過程もおもしろいということでした。

どこから撮ろうか、何を主役にしようか、光はどちらから来ているか。

そんなことを考えながら場所を歩き、立ち位置を変え、何度も撮ってみる。

「もう少しこう撮れたかも」と思うことも含めて、写真を撮る楽しさなのだと思います。

スマホなら、小さくて軽く、気になった瞬間にすぐ撮影できます。低い位置から撮ったり、少し歩いて角度を変えたり、「こっちの方がいいかも」と気軽に試せるのも大きな魅力です。

写真の出来だけではなく、いつもの景色を「どう撮ったらおもしろいだろう?」と考えて見ること。

それだけでも、普段何気なく歩いているまちの見え方が少し変わります。

今回の挑戦をきっかけに、ぜひ皆さんもスマートフォンを片手に、自分なりの一枚を探してみてください。

スマホ撮影で試してほしいこと

  • まずはそのまま1枚撮ってみる
  • 写真の主役を決める
  • 右・左・前・後ろへ動いてみる
  • スマホを低い位置まで下げてみる
  • 道や手すりなどの「線」を探してみる
  • 標準と超広角を撮り比べてみる

そして、今回一番面白かったのは撮影そのものだけではありません。

写真を撮るつもりで歩くと、
いつもの北広島が少し違って見える。

普段ならそのまま通り過ぎている橋。

公園にある何気ない階段。

木々の中にある東屋。

「100年後にも残っていてほしい景色はどこだろう?」と考えながら歩いていると、いつもの街の中にも撮りたくなる景色が見つかります。

フォトコンだからといって、特別な場所へ行かなければいけないわけではありません。

そして、必ずしも本格的なカメラが必要なわけでもありません。

まずはスマホ片手に、北広島を歩いてみる。

気になる景色があったら撮ってみる。

そして、もう一歩右へ。

もう少し低く。

もう一枚。

そんなふうに撮り比べていると、思いがけず「これいいかも!」という一枚が生まれるかもしれません。

ぜひ皆さんも、自分が「100年後にも伝えたい」と思う北広島の景色を探して、きたひろフォトコンテストに挑戦してみてください!

きたひろフォトコンテスト

テーマ:100年後も伝えたい北広島の景色
応募締切:2026年10月30日(金)
応募数:1人2作品まで

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